【FGO】オベロンは物語を消費する世界の構造そのものを憎んだ

そこにあること自体に価値があるっていうカマソッソ先生には、どういう反応するの気になるな。

ナーサリーと同じような立場だけどナーサリーはある種割り切ってるからなぁ
その分自分を想ってくれたありすへの思い入れもひとしおなんだが

「物語」を「命」に置き換えると解りやすい

つまり「これは現実ではありえない」という考えはNgってことかな

>>513
なぎこさんの代表作である「枕草子」はオベロンの視点で見ると「自らの『輝ける星』を他者への消費物にした」ようなものだからその辺りの感情もあるのかもしれない。

難解なキャラだよね、オベロン

つまりどういうこと？読解力がないマスターですまない

別の人の創作でドン・キホーテをやけに目で追うオベロン、っていうのがあったな。彼の生涯は「物語を消費物に「しなかった」人間」の末路と言えるから。

嘘発見器の清姫と自動注釈器の紫式部に解説してもらいたい

物語に限らず忘れられることに対してキレてるのがオベロン

しかしそうは言うが、今を生きる人類は今を生きることに必死なんだ
創作を心の支えにして大事に出来る人が限られてしまうのも自然なことなんだ

※5842999
ちょっと違うけど、被害者はいつまでも覚えているのに加害者は忘れる。ということに似ているような

例えば自分の人生が辛く苦しいものだったとしてそれを見て面白い！と言われることが許せるか許せないかよね
オベロンは超名作に登場してるから沢山の人に自分達の物語を消費される事が許せなかったって事で
大半の一般人は人生を鑑賞されることがないからそれがいいも悪いも本当の意味でなかなか理解できないわけで

アニメを見てファンになったなら原作もちゃんと読んでほしいという感覚と似た感じな気はする

※5842987
本の中身、物語はどうでもいいみたいだからオベロン的にはアウトだと思われます…(マーリンよりはマシくらいなんじゃ)

※5842993
きのこ難解なキャラほど好きだから…
他のライターに扱えるのかしら
槌田先生のオベロンの解像度は高いと思うわ

とはいえ物語を消費しないってそれ、
物語を他の誰にも残さないか、残された側が物語に溺れるかしかないので、やっぱり人類としてはオベロンを否定するしかない

オベロンは「妖精國」をモルガンが書き続けた物語だとし、嫌いじゃなかった、とも言ってたりする

作家でも、でも、物語を続けるものでもなく、「楽しんだうえで、たかが物語」と言うものや、消費にふさわしく読んですぐ次に行く奴とかが、一番嫌いなのかなと思う

ぶっちゃけオベロン的にはプロトマーリンもだめな感じか

※5842991
ここの返信こっち>>504だったかも・・・
まあ単純に世界のすべてが汚く見えるオベロンと全てにエモさを想えるなぎこさんは真逆で相いれないところも理由だと思う。

それこそ「実際読んだことないけど面白いからネット上で出回っている漫画のシーン」ネタとか「言っていたと勘違いされてるキャラの迷セリフ」ネタとか大嫌いそう

ロストベルトの世界を一つの物語だとかんがえると、汎人類史を取り戻すために否定して潰すのはおかしくね？とオベロンはおもうのか

因みにスキル的にはハッピーエンドで次に行くマーリンは拒否で、物語を続けるプーリンは拒否ってなかったりする

ちょっとシェイクスピアさん、責任とってくださいよ

赤の他人の娯楽のために生み出されて自分の人生を全て決められて「君は脇役だからこれ以上存在する意味はないよ」「君の出番はここで終わりでここから先は存在しないよ」なんてされた挙句、鑑賞が終われば物語という世界ごと棚に放り込まれてサヨナラ、なんて物語の中の世界で生きる人達からすればたまったものじゃないでしょ

続編が見たいって人もいれば
きれいな終わりのために続きはいいかなって切り捨てる人もいる
オベロンと自分たちはわかり会えないのん

※5842989
???「『命』がもったいねぇ……!!」

こうなるがよろしいか?

作家勢以外にもそういったモノを大量に作らせるようにしたエジソンあたりに突き刺さりそうよね

※5842993
物語に夢中になったことがありながら、それに救われておきながら、空想だと下に見るのが許せないと言ってたっけ、オベロンは分かりやすいピーターパン
ようはゲームや漫画に対して「子供の頃は好きだったけどもう卒業したわ笑」っていう大人が嫌いなんだな、多少は仕方ないことだとは思うけど

※5843000

だから全部終わらせたかったのがオベロン

ゴシップにキレるハリウッドスターの最終形態みたいな？

※5843005
二次創作で満足している人とかに言ってやりたいなぁ。

シェヘラさんは作家みたいな生み出す側と思われがちだが、幕間２でナーサリーが言ってるように「千夜一夜という物語の登場人物」でもあって、物語の登場人物でありながら同時に物語を即席で消費する語り部
オベロンが「妖精王オベロンの半分は物語から生まれたもの」って言うなら、シェヘラさんは経緯や種類は全く違うけど「物語の登場人物でありながら別の要素も併せ持つ」って意味で割と近めの存在なのかもしれない

物語のキャラクターに思い入れが深いタイプの究極系だと思っている

「物語」そのものが娯楽と強く結びついてるものなぁ。
とりわけ娯楽に溢れた現代じゃ、物語をインスタントに楽しんでまた次の作品へ、ってなりがちだし。
「共通の話題」というコミュニケーションツールには優秀な分、流行り廃りの激しい消耗品として扱う人もどうしても増えるしな。
ギルとは方向性が違うけど、現代への嫌悪感は同じかそれ以上に感じていそう。

不死の街リヴァイヴァ編で「分かるだろキール？永遠の灰色より一瞬でも輝くあの七色の方が美しいって････」ってセリフがあるけど、これって物語にも言える事だよな

※5842995
我々に取っては単なる物語で替えが効くけどオベロンにとっては比喩無しの人生なんで消耗品のように扱ったりするのは超地雷って感じかと

消費社会云々っていうのが多分きのこの好きなテーマなんだろうね。ギルが現代滅ぼしたくなった理由もその辺が始点だったりするしスアローさんも人類による消費がキャラとして重要な要素になってくるしオベロンもこんな主張を持ってくるし

※5842989
そうだね。誰この人生を端から見て面白がって飽きたら「自分はなにもしてないから」とかってにはなれていくなんて、いろんな意味で非道だ

アレだ、トイ・ストーリーのオモチャに置き換えれば分かりやすい
あの世界の人間の大半にとってはオモチャはオモチャ、いずれは見向きもしなくなるし場合によっては捨てたり別のオモチャに現を抜かしたりする
でも中にはオモチャを心ある人間と同じように考え敬意を払うオベロンみたいな者も居る的な感じ

※5843002
この前完結した復讐作品がそれだな

他作品で申し訳ないが、個人的に仮面ライダーセイバーのストリウスとの対話を見てみたいなって、同じ『物語を終わらせる者』だけど物語に対するスタンスは真逆だし

※5843037
藤丸の今までの旅を聞いて
「すげえ面白い話だな？　誰が描いてるの？」
とか言われたら　まあ

スゴいスピードで消費されてサ終で消えていくソシャゲのキャラたちもオベロンと同じ感情抱いてそう

つまり、オベロンはオタクが大好きと…

オベロンの気持ちはわかるけど肯定はできないかな。

オベロンのことを肯定したら創作物全否定だし。
小説、漫画、映画、ゲーム、アニメのようなコンテンツは全部アウト。それに携わる人たちが大量に失業することになる。
何百年も前に書かれた古典文学だけしか読めなくなる。

束の間物語を楽しんだら自分の人生に戻っていくというのは人間の普遍的な在り方だし
オベロンの言ってることって「人間が飯食ってるの気持ち悪い」に近いような
共感できる部分もあるけどそんなこと言われてもどうしようもない部分でもある

※5843000
そこもオベロンはちゃんと分かってる
それはそれとしてムカつくから滅ぼそうとした

なぎこさんの場合、定子さまとの思い出を損ねたくなくて頭の中にお花畑を作って筆折った作家だから、オベロンも一定の理解ある感じだよね
なぎこさん登場のバレンタインイベントはいいぞ

どんな物語でも「あー面白かった」で本を閉じられてしまえばそれきりだからな
一度読んだ本を何度も読み返してまで登場人物たちの人生を思い返そうとしてくれる読者は多くない
大抵は次の新しい本を開くから、繰り返されていくうち読み終えた本は忘れられていく
話の一部分だけでも記憶の片隅にでも残ればマシな方
オベロンは物語の消費者と物語の作者への強力なアンチテーゼでもある

よくいるよね、人気のある作品のキャラばかり描いて(書いて)次の人気作品が始まるとぱたっと前の作品には一切触れなくなる人

※5843056
でも食べられてる家畜がそれに納得する必要はないわけで
搾取される側が怒るのも当然で、相容れなくて四方がないよって話かと

京都人より京都弁が上手いと言われる男だ

オベロンはデッドプールほどじゃないけど第四の壁を認識してるキャラで、壁の向こうの作者や観客に振り回される構造を憎んでると解釈してる。
ややこしいのは『FGO世界にとってのプレイヤー』も『物語世界の住人(オベロンやティターニア)にとってのFGO汎人類史』も同じ構図になってること。
前者を意識して書かれてる物語と思えるけど、ここを強く打ち出すとプレイヤーへの攻撃として物語を好意的に受け止めてもらうのが難しくなるだろうから、後者を主題にとって前者について考えさせるような構図になってる。

※5843019
その辺りなんとなくマシュパートの妖精暦部分が補完的だなって、娯楽物でもないし消費者がいるわけでもないけど、もしもの妖精暦という物語の如き世界に組み込まれてそれが終われば仮にそこまで生き延びててもはいお終いと本を閉じるように人生の幕を閉じられて顧みられる事もなく置き去りにされる状況にマシュが陥ってたわけで、どんなに頑張って生き抜いてもここから先は存在しないと無慈悲に決められて冷徹に打ち切られるのはそれをやられる側としてはたまった物じゃないわな…

※5843002
あらゆる物語に加害する人間は少数派だと思うけどね
いわゆる焚書上等のオタク嫌いな人たちだって金持ちの成功譚とかは大好きだし

※5843059
これは作家より編集者よりけりだとも思うけどな。作家さんは過去の作品にも思い入れはあっても、編集者・出版社は現在進行形の作品にしか興味ないから。

※5842991
それはどうだろう。
なぎこさんがそれをしなければ『彼女の星』は忘れ去られ…るのならまだましで、貶められるのみ、握り潰されるのみだったので…
政治的権力を失い続けている身でできる最後の抵抗、彼女の才覚だけを武器にしてできる、唯一の戦いであったのではないか、と思うので。
そして『枕草子』は1,000年を超えて（その戦いを意識させることはほとんどないまま）記憶に残り続けている。

※5843046
同じく他作品になるがシーズン1終わる前のウォッチャーのこと滅茶苦茶嫌ってそう、本人に悪意は無いとはいえ、他人の人生ドラマ扱いしていた消費者そのものだし

※5843006
作品を読むことではなく目的はあくまでコレクション、みたいな発言だったものな。
作品の楽しみ方は人それぞれとはいえ、オベロンの信条的にはアウトだろうなぁ。

※5842991
なぎこさんは本来自分の為に書いてたから例外かと思った
　
残った言葉が時を越えて届いた事でエモさが凄かった反面、「誰かが消費する為の言葉」として書けなくなった人というか……

※5843056
そもそも、まるで本音を吐露するような面持ちで語られた言葉だからこれがオベロンの本音の気持ちだと認識してるプレイヤーが多いってだけで実際のところ彼が何を思って行動してたのかを100％理解する手段は今の我々には無いのだよね。もしかしたらこれだって本心とは異なるのかもしれない

子供の癇癪みたいなかんじでオベロンのことはみてたわ

※5843038
きのこ自身たいがい消費する側のオタクでもあるから複雑な話やね

物語に感動し感銘を受けておきながら、いざ現実でそれを引き合いに出されると「あれは絵空事だから」で脇にどけてしまう人間を嫌うのはわかる。

大多数の人間や物語は顧みられる事も無く
原型も留めず消え去り忘れ去られていく一方なのに
千年後、二千年後まで語り継がれるであろう
上澄みの中の上澄みであるオベロンが文句を言うのもなんだかなぁ

※5843094
どちらかと言うと、それだけ長い年月同胞が死んでいくのを見守ってた存在なんじゃないかな

※5842988
そのスタンスは正反対で間違いなく相容れない存在ではあるのだけど、それでもナーサリー・ライムとオベロン・ヴォーティガーンは互いを「素敵」と評したんだよね…如何なる心境だったのか。

なんというか、アレよ

映画の「トゥルーマン・ショー」のオチが、まさにそれ

トゥルーマンは最後に閉ざされた世界から出る事にした、という選択にテレビを見ていた人々は熱狂した。

それはそれとして、番組は終了したから別の番組に変えちゃうっていうのが

※5843088
きのこ自身昔は自分の描いたものをそんなに長く覚えていてもらえないという思いもあったみたいだよね、インタビューとか見るに
そう言うことも混ざって複雑なキャラになってるんだろうなと、思う

「俺が何者かなんかお前らが勝手に決めろ」って言うタイプとはかなり相性悪そうだな…

仕事の過労とストレスでこんな風擦り切れてしまったのかもしれない

※5843108
自分のスタンスは譲らないけど、相手も自身のスタンスに真剣に徹してることは分かる……という感じかねぇ
韻律という意味だから物語な2人にとっては当然だけど、オベロンだけを名乗ってた時の宝具にナーサリーの宝具名・名前の一部が入ってるものなんか因果だな

※5843038
他人の目的の為に産まれて役割果たしたら死ぬまたら消去するから無駄がないらしい神代やムーンセルのＮＰＣ達も大概消費文明な気がするけどな

※5843051
作家側の都合をキャラクターに喋らせただけじゃないかなオベロンは
作家が必死に書いた物語も消費者に流行モノとして消費され流行が終わったり完結したら流行終ったダサいものとして忘れられるか嫌悪される
ポルノ（商品）と芸術（文化）の違いではあるけど
消費しない物語なんて神話として宗教化するしかなくない？

※5843035
それが当てはまるのはオベロンじゃなくてマシュだな
永遠など少しも欲しくない一秒一瞬が愛おしいとはそういうことだ

※5842989
bleachのコンが、ゲームのセーブ消して最初から始めた子供に怒ったシーンがあった気がする。

オベロンはかつては過去にその物語に助けられ支えられ救われて感動し涙し心から救われた助けられた好きになったのに、そのかつての過去も無かった事にして「消費して」次に行こう、次の物語や好きなモノへと飛びつこうとするのが嫌いらしいよね
かけがえのない何よりも大切な大事なて感じで大切にしてくれたり大事にしてくれたり好きにしてくれたりかけがえのないモノとして愛してくれるなら、それは好きだけど
過去の物として無かった事にして消えて無くす消して無くす「消費」するのが何よりも心から心底吐き気がする程虫唾が走る程嫌ってそう

※5843050
寧ろ一番嫌悪してる存在まである

消費されるキャラクターのお話繋がりで四月馬鹿たちの宴を思い出す

※5843051
月光条例がそういう話やってたね。他の娯楽さえなければもっと自分の絵本を見てもらえるのにって感じの。

※5843028
それはなお金が無かったからどうしても好きで観たくても買えないとか好きで興味もあるし欲しいけど病気や体の都合上でコミケとかの物が買えないて人は世界中に何処にでもおるからな……
昔は自分もそう想った派だが、世界を知った今だとそういう事は気軽に気安く言えなくなった、そういうどうしようもないリアル事情は必ず存在するから

※5843333
無論、そこまで考慮した場合は仕方ないことだが、二次創作前提で話してる奴らの事さ。
東方とかひぐらしで「〇〇というキャラは〇〇なんだろ？」みたいな、ね。

※5843041
トイストーリーは確かに分かりやすいかも同じ人間によって生み出され創られて創造されて、「心ある存在」としてこの世に世界に生み出された空想上の架空の物語の存在、それがオベロンとかウッディバズ達。
そう想うとコレオベロン割とキングダムハーツでも出せそうなキャラや特殊な存在でもあるな……だってほら最近だとキングダムハーツは「虚構の世界」とか「虚構」てワードが出されてるし

※5843019
それはそんな創作物ばかり読んでるからでは？
最後まで楽しんでくれてありがとう！また遊ぼうねって手を振ってくれる物語もあるけど

※5843019
普通は物語の世界も住民も実在しないんだけどね…なんか実体化しちゃう世界観だからね…

AとBを因果関係で結べば物語になる、おそらくそれが嫌なんだろ
とてもシンプル
人間は物語のようにしか現実を把握できない壊れた生き物だけどな

なんていうかオベロン自身の義憤ではあるんだろうけど
決して「消費され忘れられていく者達」の意見の代弁ではないように思えるんだよなぁ

大塚英二「呼びました？」

※5843430
他に物語を構築する生物を知らないのに人間は壊れてるとか断言するのはやめた方がいい
自分だって人間なんだからさ
自己嫌悪だけでそう言ってるならなおさら

※5843075
口にしたら嘘になっちゃうものね。

※5843566
自己嫌悪も何も、出来事を2つ並べただけで事実の繋がりとは別に因果関係を感じてしまうのが人間で、それは認識としては壊れていると言っているんだが
他に物語を構築する生き物がいてもいなくても事実は変わらないし、やめた方がいいと言われてもこんな物は独自の考え方でも何でもないしな

※5843070
順当に行けば、顕光殿の娘(延子)と同じ、それよりひどい扱いになってても可笑しくなかったからねえ>定子様
それをきらきらしき人として1000年先まで残したなぎこさんの功績らデカイ。

一条帝が定子様のことを思い続けていたこと、彰子がそんな夫の気持ちを尊重出来る人だったってのも大きいけど。

※5842988
この文脈で「だからナーサリーって好きさ」とは言えないな

まぁ好きなんだけどね

※5843051
アニメでもゲームでもなんなら二次創作でも、完結したものへの感想が「面白かったです続編お待ちしてます！」の一言ばっかりだと似たような感情になるよ
大量生産でわんこ蕎麦みたいなスピードで消費が前提で、ひとつひとつの物語の価値が軽く見られるのは悲しい

戦神館の万仙陣の話に対してもかなり思うところがありそうだな

こうやって話してることも何処かでわかって見抜いてそう。
第３臨の姿でマイルームにきてもらったとき、第四の壁こえて、無言でじっとこっちを見つめてきてる雰囲気がある。